硬毛化の予防と改善

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もし自分に起きてしまった時のために、予防策や改善方法を知っておきましょう。

いらないムダ毛をスッキリなくせる脱毛ですが、じつはいくつかのリスク(デメリット)もあります。その1つが「硬毛化」です。

これは、脱毛した部位の毛が太くなってしまう現象で、なぜ起こるのかまだ正確にはわかっていません。確率としてはそれほど高くありませんので、心配しすぎる必要はないのですが、まれに「脱毛を受けたら逆に毛が濃くなってしまった!」ということが実際あり得るのです。

もし自分の身に起こった時あわてずに済むように、ここで硬毛化について正しい知識を身につけておきましょう!
この記事のハイライト

硬毛化って知ってる?脱毛がきっかけで発症するかも!

硬毛化は、サロンの光(フラッシュ)脱毛とクリニックの医療レーザー脱毛、どちらでも起こり得る副作用です。

通常、脱毛を受けた部位の毛は細く弱々しくなっていくのですが、硬毛化現象が起きると、なぜか逆に太くなってしまいます。

原因ははっきりとわかっていませんが、「脱毛に必要な熱が十分加わらず、毛根にただ刺激を与える結果になってしまったから」という説が現在のところ有力です。つまり、照射のパワー不足によって毛根にダメージを与えることができず、逆に活性化させてしまった。その結果、通常よりも太く立派な毛が生えてきてしまう、ということですね。

ちなみに、硬毛化が現れるのは施術後すぐではなく、1ヶ月以上たってからといわれます。脱毛を受けた後は、念のため毛に変化がないかどうか経過を観察しましょう。

硬毛化になりやすい人ってどんな人?確率は?

硬毛化は10%以下硬毛化の原因はまだ確定していないため、「こういう人はリスクが高い!」ということもわかっていません。

しかし、脱毛の仕事をしているエステティシャンや看護師さんの経験談によると、以下のような人に起こりやすい傾向があるようです。

●男性よりも女性
●生理不順の人(ホルモンバランスが乱れている人)
●肌色が濃い人
●毛が細い人

全体的には、男性よりも女性のほうが硬毛化現象は起こりやすく、とくにホルモンバランスの安定していない人に多い、という見解があります。

また、色白よりも色黒、毛深い人より毛の薄い人のほうがなりやすい、という意見もあるようです。

じつはこれらは、「脱毛の効果が出にくい」という点で共通しています。光脱毛やレーザー脱毛の効果は、ホルモンバランスの安定している人・色の白い人・毛が太い人のほうが一般的に出やすいからです。

とくに毛のメラニン色素に反応する光やレーザーを使った脱毛では、肌と毛のコントラストがはっきりしている人ほど効果が出やすいため、色黒の人や毛が濃くない人はすこし不利といえます。

そのように脱毛効果が出にくい人の場合、通常の出力レベルでは十分なダメージを毛根に与えることができず、逆に活性化させてしまう可能性があるのです。

硬毛化が起きる確率は、正確なデータはありませんが、一般的には10%以下といわれます。
サロンやクリニックによっては、これまで1人もなったことがない、というところも少なくありません。

そう頻度は高くない、まれな副作用であることはたしかです。

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はっきりとした原因はわからないけど、10%以下ならあまり気にしすぎなくても良さそうですね。

硬毛化になりやすい部位ってどこ?

原因のはっきりしていない硬毛化ですが、なりやすい部位はわかっています。それは「産毛の多い場所」です。

●産毛の多いところ・・・うなじ・背中・肩・二の腕・おなかなど

逆に、ワキやVIOなどのもともと毛が濃い部位では、硬毛化はあまり起こりません。もし起きても、気づきにくいはずです。

産毛は含まれるメラニン色素が少ないため、光やレーザーが反応しにくく、脱毛しにくいという特徴があります。それが、硬毛化が起こりやすいことと関係しているのでしょう。

脱毛で硬毛化にならないための予防策

硬毛化は想定外の副作用のため、絶対にならない方法は今のところありませんが、予防策はいくつかあります。

硬毛化になりにくい脱毛方法を選ぶこと!

上でもご説明したように、硬毛化は「照射パワー不足による毛根の活性化」が原因ではないか、と考えられています。

そこでおすすめなのが、毛根をねらわない脱毛方法です。

たとえば、「ハイパースキン法」「SHR脱毛」「蓄熱式脱毛」と呼ばれる脱毛法は、いずれも毛根ではなく、毛包のバルジ領域という部分に熱を加えます。

毛根は毛を生み出すところですが、バルジは発毛の司令塔にあたる部分で、ここをねらうことでも脱毛ができるのです。

この方式なら、照射パワー不足で毛根に刺激を与えるようなこともありませんので、硬毛化のリスクはかなり低くなります。

サロンでは「ルミクスツイン」や「LIGHENCEII」、クリニックでは「メディオスター(ハヤブサ)」や「ソプラノアイス」などが代表的なマシンです。

硬毛化になったときの保証がどうなっているのか確認すること!

硬毛化を100パーセント予防することはできませんが、万が一起きた際に保証を受けられるサロンやクリニックを選ぶことは可能です。

せっかくお金を払って脱毛を受けたのに、薄くなるどころか毛が太くなってしまったら、誰でもショックですよね。しかも、そのサロンやクリニックが何のフォローもしてくれなかったら、お金をドブに捨てたのと同じことになってしまいます。

そうならないよう、保証が用意されているところで脱毛を受けましょう。たとえば、硬毛化の保証があるクリニックには以下のようなところがあります。

リゼクリニック●リゼクリニック
硬毛化が起きた場合、リゼクリニックでは、脱毛コース終了後も最大1年間無料で再照射を受けられます。

クレアクリニック●クレアクリニック
クレアクリニックでも、リゼクリニックと同じく「脱毛コース完了後1年間の照射無料保証」が付いています。

ビューティースキンクリニック●ビューティースキンクリニック
ビューティースキンクリニックでは、無料で追加照射を受けられるのはもちろんのこと、レーザーの種類や出力を適切に選ぶことで、そもそも硬毛化が起こらないよう対策に力を入れています。

もし硬毛化になってしまったら?改善方法は

実際に硬毛化が起きてしまった場合の対処法は、いろいろあります。どれが一番いいか、サロンやクリニックに相談した上で決めましょう。

硬毛化は脱毛に通い続けることで、いずれなくなるのを待つ

太くなった毛にはとくにケアをおこなわず、その部位を避けて脱毛に通い続けるという方法です。

要は「放置」するわけですが、毛は毛周期というサイクルにしたがって生え変わりますので、放っておくだけで太い毛が抜け落ち、元の毛に生え変わることは実際にあります。

ただし、うまくもどらない場合は別の方法を考えなくてはいけません。

硬毛化した部位の照射レベルを上げてもらう

硬毛化の原因は、照射パワー不足と考えられていますので、今度は出力を上げて照射するのも1つの方法です。

太く濃い毛ほど光やレーザーの反応がいいため、きれいに脱毛できる可能性があります。

ただし、出力レベルを上げるとやけどや痛みのリスクがありますので、敏感肌の人は別の方法を考えたほうがいいかもしれません。

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出力を強くするとお肌への刺激も強くなるからよく相談した方が良いですね。

硬毛化したら脱毛器の種類を変えてもらう

医療レーザー脱毛の場合、これまでとは別の脱毛機で施術するのもよくおこなわれている方法です。

レーザーは、波長の長さによって脱毛機が変わります。通常、日本人の肌には810nmの波長をもつ「ダイオードレーザー」が合っているといわれますが、毛穴が深いところにある毛に対しては、波長の長い「ロングパルスヤグレーザー(1064nm)」のほうが効果的な脱毛が可能です。

硬毛化は、毛根へのダメージが足りていないために起こると考えられていますので、次回からはロングパルスヤグレーザーに切り替えるクリニックもあります。

硬毛化したのが脱毛サロンの場合、クリニックへの変更を検討する

もしサロンでの脱毛で硬毛化した場合は、医療レーザー脱毛を受けられるクリニックに乗り換えるのも1つの手です。

医療レーザー脱毛のほうが高出力のため、毛根に十分なダメージを与えられます。

硬毛化した毛はニードル脱毛で確実に除去する!

硬毛化を解決する究極の方法が、ニードル(針)脱毛です。

毛穴に針を刺して電流を流すことで毛根を焼くという、ひと昔前のサロンではよくおこなわれていた脱毛法ですが、直接毛根にダメージを与えられるため効果は絶大です。技術のあるところで受ければ、1回で毛が生えてこなくなることもあります。

光脱毛やレーザー脱毛に比べると料金が高いため、あまり本数が多い場合は向いていませんが、数本程度であればもっとも確実に処理できる方法です。

脱毛をいったんお休みする

余計な刺激を与えないよう、脱毛をいったん休んで様子をみるという方法もあります。そうして落ち着かせてから、脱毛を再開するのも1つの方法です。

硬毛化した毛は元に戻らないって本当?また産毛くらいにならない?

ネットで調べると、「硬毛化した毛はずっと元にもどらない」という情報も出てきますが、結論からいいますとそれはウソです。

実際、きちんと対処することで産毛くらいにもどった人はたくさんいますし、究極的にはニードル脱毛を受ければ確実に脱毛できます。

硬毛化したということは、もともとその部位の毛は脱毛したかったということだと思いますので、どうしたらきれいになくせるのか、スタッフさんと相談してみてください。

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一度硬毛化しても、脱毛もできるし自然に毛質が戻ることもあるようなのであまり悲観せず相談してみましょう。

硬毛化と一緒に気をつけたい増毛化について

脱毛後の副作用として、硬毛化とともによく取り上げられるのが「増毛化(多毛化)」です。その名のとおり、照射した部位の毛が増えてしまう現象を指します。

ただし、毛穴の数は最初から決まっていますので、脱毛によって新たに毛穴が増えることはありません。増毛化の原因は、「硬毛化によって毛が太くなったことで、毛が多く見えるようになった」もしくは「毛根が活性化されたことで、休眠状態だった毛穴からも毛が生えてきた」のどちらかであると考えられます。

いずれにしても、対処法は基本的に硬毛化の場合と同じです。十分な熱ダメージを与えるようにしたり、最終的にはニードル脱毛で処理したりすることで解決できます。

これは硬毛化ではありません!勘違いしやすいパターン

硬毛化は、光やレーザーを照射した部位のみに起こる副作用ですので、脱毛している部位とは違うところから毛が生えてきたり濃くなったりした場合、それは硬毛化ではありません。

硬毛化は、あくまで光やレーザーによって毛根が活性化されることで発生します。

もし照射した以外の部位の毛が濃くなったと感じる場合は、べつの原因を疑ってみましょう。たとえば、脱毛した部位の毛が少なくなったために、それ以外の毛が目立つようになってきた可能性も考えられます。

また、十代などの成長期であれば自然と毛は増えていくため、この間まではなかった毛が生えていたとしてもおかしくはありません。

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脱毛して毛が減ると今まで気にならなかった他の部分が気になってきてしまうんですよね。

硬毛化に関するまとめ

脱毛後に起こるかもしれない硬毛化についてご紹介しました。

せっかく脱毛したのに太く濃い毛が生えてくる、非常にうれしくない副作用ですが、正しく対処すれば直すことは可能です。万が一のことを考えて、追加照射を無料で受けられる保証のあるサロンやクリニックを選びましょう。

とくに硬毛化のリスクが高いと思われる方は、硬毛化の起こりにくい脱毛方法(SHR脱毛や蓄熱式脱毛など)をおこなっているサロンやクリニックを選ぶのもおすすめです。