脱毛サロンで契約をした後、家に帰ってから「やっぱり早まったかな…」と後悔することもあると思います。

スタッフさんの営業トークに乗せられ、その場の勢いでつい契約してしまうことって誰にでもあり得ることですよね。

「でも、自己責任だから仕方ないか…」とあきらめてしまう人も多いと思いますが、実はそんな時、クーリングオフという制度を利用して契約を解除できるんです!

ただし、クーリングオフには日数制限がありますので、なるべく早く行動する必要があります。

ここでは、あまり教えてもらえない「脱毛サロンのクーリングオフ方法」についてご紹介しますね♪

「やっぱりやめたい…」という時に安心のクーリングオフとは?

クーリングオフとは、一定期間内であれば契約を解除できる制度です。

基本的に、一度成立した契約は守る必要があるのですが、クーリングオフはその例外を認める制度になります。

クーリングオフの対象になるケース


クーリングオフの対象となる代表的なものは、「訪問販売」や「電話勧誘販売」「キャッチセールス」などです。これらは消費者が自ら購入のための行動を起こしたわけではない、いわゆる押し売りですので、クーリングオフが適用されます。

「えっ、それなら脱毛サロンは自分からお店に行ってるから、クーリングオフの適用外じゃない?」と思われるかもしれませんが、実は脱毛サロンもクーリングオフできるんです!

クーリングオフが適用されるサービスの一つに、「特定継続的役割提供」というものがあります。これは、「継続的に提供されるサービスのうち、内容が専門的かつ効果の達成が不確実であることから、大げさな営業トークや長時間にわたる勧誘などが行われやすいもの」のことです。

たとえば、エステや学習塾、語学やパソコンなどの教室、結婚相手を紹介するサービスなどが「特定継続的役割提供に該当します。これらは、どれも継続的に通う必要があり、かつ実際にどれだけの効果を挙げられるかは通ってみないとわからない、という性質がありますよね。

それでも「効果があるかどうかはわかりません」で片づけるわけにはいきませんから、スタッフの人は「続ければキレイになれますよ♪」とか「成績が上がりますよ♪」のようなセールストークをしやすいのです。

だからこそ、こうしたサービスを契約した際にはクーリングオフを利用することができます。ただし、サービスの種類によって適用される条件が異なる点に注意が必要です!

  • エステ…契約期間が1ヵ月を超えて、料金が5万円を超えるもの
  • 語学教育・学習塾・家庭教師・パソコン教室・結婚情報提供など…契約期間が2ヵ月を超えて、料金が5万円を超えるもの

いずれも5万円を超える契約をした場合にクーリングオフできますが、中でもエステティックサービスは、通う期間が1ヵ月を超える場合に適用となります。

脱毛サロンもエステの一種ですので、もちろん1ヵ月超の契約ならクーリングオフの対象になるのです!

ちなみに、クリニックの医療脱毛はクーリングオフの対象にならない点に注意してください。クリニックは医療機関であり、脱毛も医療行為となるため、サロンと違ってクーリングオフが適用されません。

ですから、医療脱毛を契約する際にはより慎重に検討するようにしましょう。

クーリングオフできる期間


ただし気を付けたいのが、「クーリングオフはいつでもできるわけではない」ということです!

クーリングオフ可能な期間は、原則として「契約書を受け取った日から8日間」と決まっています。契約書を受け取った日を1日目として数えますので、たとえば4月1日に契約書をもらった場合、4月8日までにクーリングオフしないといけないということです。

ただし商品を購入する場合は、契約書を受け取った日と商品を受け取った日のいずれか遅いほうを1日目として数えます。

脱毛サロンの場合、商品を受け取るわけではないため、契約書を受け取った日からカウントダウンが始まると考えていいでしょう。

8日間を過ぎてしまうと、原則としてクーリングオフの対象にならなくなり、中途解約という形になりますので、「やっぱりやめたいな」と思った場合は早めに行動することが大切です。

脱毛サロンでクーリングオフをするためには?

クーリングオフの手続きは、必ず書面で行う必要があります。ハガキでもOKです。

まず、タイトルとして「通知書」と書き、その下に「次の契約を解除することを通知します」というふうに記載します。次に、契約の年月日や商品(サービス)名、金額、販売会社(会社名・営業所名や店名、担当者名など)を書き、クレジットカード決済をした場合はクレジット会社名も記載します。

さらに、「支払った代金○○円を返金してください」と記載し、最後に日付と自分の氏名を書きます。ちなみに、クーリングオフは「8日目の消印まで有効」となりますので、たとえば4月1日に契約書を受け取った場合は、遅くとも4月8日に消印を受ける必要があります。

間違いなく相手側に届くよう、これを「特定記録郵便」や「簡易書留」などで送るのがおすすめです。さらに安心なのは「内容証明郵便」で、これなら郵便局側が手紙やハガキの文章の内容も公的に証明してくれます。

また、クレジットカード決済をしている場合はクレジットカード会社にも忘れず連絡するようにしましょう!

その後、通常は契約がすみやかに解除され、支払った料金も返金されます。ちなみに、クーリングオフにあたっては消費者が解約料などのペナルティを支払う必要は一切ありません。たとえその時点ですでにサービスを受けていたとしても、費用は発生しないことになっています。

クーリングオフを断られた場合の対処法って?

上記をまとめますと、脱毛サロンでクーリングオフを受ける条件は以下のようになります。

  • 契約書を受け取った日から数えて8日以内に通知すること(8日目の消印まで有効)
  • 契約期間が1ヶ月を超えていること
  • 契約金額が5万円を超えていること

この3点を満たしている限り、すでに施術を受けていても脱毛コースの契約を解除することが可能です。

ただし、まれに「きちんと手続きをしたのに、クーリングオフを断られた」というケースも報告されています。

多くのエステサロンはまっとうな営業をしているはずですので、クーリングオフの通知が来た際はすみやかに対応してくれます。また、契約時にクーリングオフの制度があるということをきちんと説明してくれるところも少なくありません。

しかし、中には何かと理由をつけてクーリングオフを断ったり、「本当にいいんですか?」というように営業を畳みかけてくるお店もあるようです。そのせいで、気の弱い消費者はクーリングオフをあきらめてしまうこともあります。

実は、こうした行為は「クーリングオフ妨害」に該当します。クーリングオフ妨害があった場合は、クーリングオフの適用期間が延長されますので、もし断られていったんあきらめた場合でも再度ハガキを送るようにしましょう。

クーリングオフは本来、理由に関わりなく消費者からの一方的な意思表示で行うことができるものです。相手側の同意は一切必要ないため、期間内に手続きすれば、そもそも「断られる」ことはありえません。

もしクーリングオフ妨害を受けた場合は、改めて「クーリングオフができますよ」という内容を記載した書面を業者から交付してもらえば、そこからまた8日間クーリングオフが可能となります。

クーリングオフをあの手この手で断られて困っている方は、近くの消費生活センターに相談しましょう。虚偽の説明でクーリングオフ妨害を受けたと判断されれば、期間を延長してもらえます。

実際に脱毛サロンをクーリングオフした人の体験談

脱毛サロンで契約した人の中には、実際にクーリングオフした人たちもたくさんいます。口コミをいくつかご紹介しましょう。

「やっぱりやめたいと思い直し、契約日から8日以内だったのでクーリングオフしました。特に引き留められることもなく、スムーズに返金もされたので良かったです」

 

「最初からクーリングオフの制度については契約時に説明を受けていたため、安心して申し出ることができました。営業をかけられることもなかったので良心的なお店だったんだと思います」

 

「かなり強引に契約を迫られた感じだったので、家に帰ってからやっぱり解約しようと思い、クーリングオフの手続きをしました。一応了承してもらったものの、その後なかなかクレジット決済がキャンセルされず、何度か電話でやりとりをしてようやく返金してもらえました。あのお店には二度と行きません!」

 

「まだ8日以内だったからクーリングオフの連絡をしたのに、すでに施術が始まっているからという理由で断られ、何度も訴えてようやく返金に応じてもらった」

脱毛サロンをクーリングオフした人の口コミを見ると、多くは「問題なかった」というものですが、中にはやはりあれこれ理由をつけて断ったり、返金されるまでに時間がかかったりするサロンもあるようです。

しかし、上述したようにクーリングオフは業者の事情はまったく関係なく、消費者から一方的にできるものですから、あきらめないようにしましょう!

まとめ

以上、脱毛サロンをクーリングオフする方法についてご紹介しました。

クーリングオフは消費者の大切な権利であるにもかかわらず、まだ十分に知れ渡っているとはいえません。また、消費者の知識不足につけこみ、堂々とクーリングオフを断ってくる業者もいます。

良心的なサロンでは、契約時にクーリングオフについてもきちんと説明してくれますので、そういうところを選ぶようにすると安心ですね!